(3) 忘れ物で恥ずかしい思いをする。

これまで、ふれスポで忘れ物をしたことは度々あった。

 

水着を忘れたときは、翌日、このおじさんの穿いたであろう汚らしい濡れたままの水着を、受付の女性に手渡しで返してもらうという情けない事態となった。また、ビート板を忘れた時は、運悪く既に警察署に届け済みで南署に取りに行かなければならなかった。南署では、ビート板を取り戻すための事務手続きが待っていた。二度と忘れ物をするなと厳重注意された思いだった。

 

 

 

ロッカーのカギも2回紛失した。その内の1回は、泳いでいるうちにプールのどこかに落としてしまっていた。

 

また、別のもう一回は本当に恥ずかしい思いをした。実際は紛失していなかったのである。つまり、鍵を掛けずにそのまま泳ぎ、泳ぎ終わってロッカーに戻ってきたとき、いつもは手首に取り付けているはずの鍵がないことに気付き、慌てて勘違いし、係りの人に落し物はないかと大騒ぎし、落し物として届けがないので、合鍵で開けてもらったら、他人の持ち物が出てきて、そこでようやく、別のロッカーだったことに気付いた。つまり、実際はその反対側のロッカーであり、鍵を掛け忘れていただけのことだったのである。

 

どこまで他人に迷惑をかけ続けるのつもりなのか。本当にグーの音も出ないほど恥ずかしい思いをした。恥ずかしさのあまり、別の民間のスポーツ施設を利用しようか検討したほどだった。鹿児島弁で言うところの「魂の入らんもんじゃ(タマイノイランモンジャ)」だ。